入試情報

令和7年度 特色入学者選抜 作文・小論文テーマ

愛媛県教育委員会は、令和7年度に実施した特色入学者選抜で出題した作文・小論文のテーマ等を公開しました。

令和7年度愛媛県県立高等学校入学者選抜における特色入学者選抜に係る作文・小論文・集団討論に関する実施内容(令和6年度実施)


公開された作文・小論文のテーマ等は昨年度のものです。次春入試では違うテーマになりますが、格好の練習材料です。
特色入学者選抜を目指している方は、この一覧を元に次のようなことに取り組んでみましょう。



I. 形式・時間管理に関するアドバイス


特色入学者選抜の検査は、学校や学科によって「作文」と「小論文」に明確に分かれており、それぞれ求められる字数と検査時間が異なります。


  1. 時間配分を厳守する練習をする
    ◦ 作文は30分または40分での実施が多いです。比較的短い時間で指定されたテーマに対して自身の経験や考えをまとめるスピードが求められます。
    ◦ 小論文は40分から60分と時間が長く設定されており、資料や文章の読解、論理構成に時間をかける必要があります。

  2. 字数制限を厳密に守る練習をする
    ◦ 多くの作文課題は300字から400字程度での記述を求めています。また、小論文では400字〜500字が一般的ですが、宇和島東高校 理数科・普通科ように600字程度を要求される場合もあります。指定された字数内に論旨を収める訓練を積むべきです。



II. 作文対策:具体的な経験と自己分析を深める


作文のテーマは、生徒自身の内面や中学校生活での経験に深く関わるものが圧倒的に多くなっています。


  1. 経験と学びをセットで準備する
    ◦ 作文課題の多くは、「具体的な体験を挙げ」、そこから「感じたり学んだりしたこと」、そして「高校生活にどのように生かしていくか」 を問う形式です。
    ◦ 「挑戦する」、「努力したこと」、「協力して取り組んだ経験」 といった、汎用性の高いテーマについて、具体的なエピソードを3つ以上準備し、その経験が自分をどう変えたか(成長) を説明できるようにしておくべきです。

  2. 学校の特色や将来の目標を意識する
    ◦ 学校によっては、入学後にしたいことや目標、あるいは高校の「重点努力目標」(例:川之石高校、弓削高校) や「スクール・ミッション」(例:今治北高校) に関連付けて論じるよう求められています。志望校の理念を理解し、自己の目標と結びつける練習をしましょう。
    ◦ 内子高校のように「やりがい」「成果」「夢」の三語全てを用いて述べる、といった特殊な指示にも対応できるよう、キーワードを意識した構成練習が必要です。



III. 小論文対策:論理的な読解力と批判的思考力を鍛える


小論文は、単に感想を書くのではなく、与えられた情報に基づいて論理的に意見を構成する力が求められます。


  1. 資料・データ分析の訓練を行う
    ◦ 小論文の課題では、資料や数値データ(例:自然エネルギー財団の資料、国語に関する世論調査の結果、消費者庁のAIに関する調査) を参照して問いに答えたり、そこから分かることをまとめたりする作業が必要です。
    ◦ 特に宇和島東高校の課題では、資料に基づいた「計算力」や「理科的な思考力」を問う問題も出題されています。図表やグラフの読み取り、分析、そしてそれに基づいた考察の練習を徹底すべきです。

  2. 現代社会の課題に対する見解を持つ
    ◦ テーマは、AI、エネルギー問題、読書離れ、他者との承認や対面の価値 など、現代社会の課題に関する文章読解が中心です。
    ◦ 文章を正確に読み取り、筆者の主張を理解した上で、それに対する自分の意見を論理的に述べる構成力を磨きましょう。



IV. 特殊スキルと専門分野の準備


一部の学校・学科では、特定のスキルや知識が求められています。


  1. 英語での表現練習
    ◦ 新居浜西高校(普通)、西条高校(国際文理)、今治西高校(普通)、宇和島東高校(理・普)などでは、英語で自分の意見を述べる問題 や、英文を読み内容に関する問いに日本語で答える問題 が出題されています。
    ◦ 特に西条高校(国際文理)では「30語以上の英語で答える」という具体的な語数制限が設けられています。社会的なテーマについて簡単な英語で意見を構成する訓練が必要です。

  2. 地域課題と専門分野の知識
    ◦ 農業科(伊予農業、宇和など)や水産科(宇和島水産)を志望する場合、将来の夢や目標、または現在の地域農業・水産業の課題とその解決策 について具体的に記述する課題があります。志望学科に関連する社会的な課題について調査し、持続可能な解決策(SDGs含む) を考察できるようにしておくべきです。



V. 集団討論対策


松山東高校や三崎高校などで集団討論が実施されます。


  1. 建設的な対話の練習
    ◦ テーマ(例:「若者がグローバルな視点を身に付けるために必要なこと」、「地域活性化のため最も必要な施設の選定」)に対して、参加者(5~6人) と協力し、制限時間内で結論を出すための練習が必要です。
    ◦ 他者の意見に耳を傾け、自分の意見を明確に述べ、論理的に議論を進める能力が求められます。特に三崎高校の課題のように、交通の不便さや町の特性といった資料や地域の制約を考慮しながら話し合う練習が必要です。





特色入学者選抜 各校の出願資格・検査項目概要