県模試診断シート学力分析表の活用! 合格可能性を高める方法

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県模試成績診断シートには「学力分析表」があります。
学力分析表には、合格可能性向上のヒントが詰まっています。
志望校に合格するために、学力分析表の見方を説明します。



県模試 学力分析表

県模試 学力診断シートには学力分析表があります。
ここには、5科目の小問ごとの正誤がすべて掲載されています。



理科を拡大しました。


学力分析表の構成

学力分析表は次のような構成です。


  • 小問一つひとつ、すべての小問を掲載しています。
  • 問題番号順ではなく、領域ごとの正答率順に並んでいます。
    科目、大問の構成によっては、大問番号が違っていても同じ領域の問題があります。
  • [正答率]は、受験者全体の正答率です。
    これが「基準」となります。
  • 領域名のに表記されている数字は、正答率欄にある数字が受験者全体の領域の正答率、正誤欄にある数字はその領域全体のあなたの正答率です。
  • ◯、✕があなたの正誤です。



学力分析表の見方

弱点領域、弱点単元の把握

最初に、[領域名]の欄だけ見ます。全体の正答率とあなたの正答率を比較してください。
全体正答率よりあなたの正答率が低い領域を確認します。そこが「弱点領域、弱点単元」です。



弱点問題の把握

次に各領域の中身を見ます。小問は正答率順に並んでいます。
正答率が高い方から見て、✕が出はじめる最初の問題を確認します。
✕が出はじめる最初の問題は、学習すれば間もなく解けるようになる問題です。


このことをわかりやすくするため、学力分析表の正誤欄には、[→◎]、[→★]のマークが入った問題があります。
これは、あなたの正答率から推測して
✕→◎は、本来◯にできるはずの問題です。
✕→★は、もう一歩の学習で解けるはずの問題です。



学力の分析

[学力分析表]の左下にある[学力の分析]を見てください。




次のように書いてあります。

各教科の→◎印の問題は正解できる可能性の高い問題です。
もしこの問題に正解できると、5科の得点は12点上がって161点となり、偏差値は3上がって54となります。
あなたの学力でみると、各教科の→★の印の付いた問題は、あと一歩の努力で正解できる可能性の高い問題です。



得点力を上げる 学力分析表を活用した学習方法

学力分析表の見方はおわかりいただけたでしょうか。
この作りに沿った学習方法は次のようになります。


まずは[→◎]となっている問題を解き直してみてください。
今の力で解けるはずの問題が実際に解けることを確認します。
これだけで10点~15点は確実に上がります。


次に→★の問題にチャレンジしてください。全教科見渡すと、6問~10問あるはずです。
[解答解説集]を見て解き方を確認します。今の理解度があれば、解き方が理解できます。
その次に、今理解したことに沿って実際に解き直しをします。
理解できたかどうかを確認するために解き直しを必ず行います。
解けるようになることを実感してください。
この問題が解けるようになれば、10点~20点近く上がることになります。


つまり、
→◎の問題で10点~15点、→★の問題で10点~20点得点を上げることができ、合計すると今の得点より20点~35点上げることができます。